忍者ブログ
VFXメモ!

映画雑談 クレヨンしんちゃん映画マイベスト

「ガチンコ!ロボとーちゃん」も見たことだし、「クレしん」映画のマイベストを振り返ってみようと思います。ちなみにワタクシ、テレビ版クレヨンしんちゃんの放送開始当時が7歳。しんちゃんの設定年齢とかなり近いときから見ていて、かなり影響を受けてますね。当時真似する子供は、本当に多かったです(笑)

嵐を呼ぶジャングル



オトナ帝国」や「戦国大合戦」は当然(?)自分も大好きですが、それ以外だとコレ。

豪華客船ツアーに参加した野原一家と友達たち。しかし、突如乱入してきた猿軍団たちによって大人たちが拉致され、しんのすけ達だけが取り残される。大人たちを連れ戻すために、船を出てジャングルに飛び込んでゆく!というお話。

この映画にはもう一人の主人公としてアクション仮面が登場します。過去の映画では、「アクション仮面というヒーローが本当に実在する世界」を舞台にしていたんですが、本作では「アクション仮面はテレビの特撮ヒーローで、演じている人は格闘技は強いけど、あくまで普通の人間」という設定に変わっています。より現実的で、ちょっとメタ的でもあります。「あくまでヒーローは作り物なのだ」という前提があるので、子供向けにしては際どい設定。それでもやっぱりヒーローを信じてしまう熱さのある映画でした。

他の傑作群と比べると影の薄い作品ですが、個人的には好きな作品。確かに話のスケールは小さいし、「大人も楽しめる」と太鼓判を押すような作品でもありません(逆に言えば、全うな子供向け映画なのですが)。けれど、クレしんシリーズならではの「ヒーロー論映画」でもあったと思うし、「猿の惑星」シリーズを彷彿とさせるような「奴隷」「支配」といったテーマも盛り込まれていて、結講ネタは盛りだくさんでした。

ちなみに、「アニメ業界の自虐ネタか!?」と思われるシーンもあったりして、「アニメーターの人は笑って見られないのでは・・・」といらぬ心配もしてしまいました。そのシーンがやけにリアリティあるんですよね(汗)。

オススメはしないけどオススメです!!(笑)

PR