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VFXメモ!

映画雑談 好きな戦争映画 ベスト

好きな戦争映画を挙げてみました!

硫黄島からの手紙


 アメリカが描いた「日本から見た硫黄島」の映画。「父親たちの星条旗」との姉妹作。
 wikiを見ると、監督は「資料を集める際に日本軍兵士もアメリカ軍兵士と変わらない事がわかった」ということが切っ掛けで、この映画を作ったのだとか(もっとはやく気づいてくれよとは思うけど)。「日本兵もアメリカ兵も同じじゃないか」という最初のインスピレーションを失う事なく1本の作品に結実させたのはスゴイ。
 どの国の人間だろうが、どの時代を生きていようが通用する物語ではないかと思います。

ハートロッカー


 これも一応戦争映画かな?「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督作。
 爆弾解体モノ映画では、まず最初に爆弾の威力を見せつけ、その後の緊張感を持たせるのが定番のパターン。この映画も例外ではなく定番通りの演出をしています。
 このシーンがあるから、芋づる式に爆弾が目の前に現れるシーンはゾッとするし、防護服を着ていたって安心できないハラハラを味わいます。
 しかし、冒頭で刷り込まれるのは爆弾への脅威だけではなく、他人に対する「疑心暗鬼」も含まれています。これ以後、米兵たちの人を疑う心がどんどん肥大化していくんですね。 「疑心暗鬼」の物語として好きな映画です。

戦場にかける橋


 「猿の惑星」でも知られるピエール・ブールの原作を映画化。
 日本軍に捕虜として捕まった経験を元に書かれた作品。本作を「おりこうさん」な体で書いたため、その時溜まったフラストレーションを「猿の惑星」にぶつけた、なんて話も。けどトリビアだけが一人歩きしているような気もして、実際の所はどんな気持ちで書いてたんでしょうね。
 イギリス兵捕虜たちと日本軍が協力しつつ反撥しつつ、戦争が終っても使われる橋を建設しよう!という物語。結構日本人が無能に描かれがち(汗)。しかし、ただ単に「イイ話」で終らせない皮肉な作品。

人間の條件


 「切腹」の小林正樹監督、仲代達矢主演の戦争映画。なんと全6部作、合計時間9時間31分に渡る超!超大作。
 学生時代、ミニシアターのオールナイト特集上映で一気見しました。見てるこっちも死にそうな気分になる壮絶な作品。
 満州の捕虜収容所、ソ連軍との戦闘、そしてシベリア抑留と、主人公・梶が体験する戦争を追体験できます。
今まで見た戦争映画の中で、戦時中の禍々しさを最も感じられた作品です。(当然ながら実際の戦時中の空気は知らないわけですが・・・)
 特にソ連軍の戦車部隊との戦闘シーンは圧巻。戦車が横一列になってグワーッと押し寄せてくるシーンはもの凄い迫力で、絶望すること必至。「ああ、オレはもう死ぬ・・・!」と、安全なはずの映画館の座席でワナワナ震えたのでした。

いやー、映画が終った後の朝日がまぶしかったです。

オマケ


 これはもう何年も前に話題になった動画で、いまさら紹介するまでもないですがとりあえず。たった3人でノルマンディー上陸作戦を再現した趣味のムービー。
 これ見ると、物作りに必要なのはとにかく行動力だということがよくわかりますな。
 戦争はダメですが、戦争ゴッコはじゃんじゃんやるべき(?)。平和ですねえ。
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