映画レビュー「ローン・サバイバー」 映画レビュー 2014年03月25日 先週末、インフルエンザの待機期間が終わったあとに見てきましたよ。 「ローン・サバイバー」(ネタバレあり) 壮絶な実録戦争アクションです。 ■予告編 ■あらすじ 2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する (yahoo映画より引用) ■選択も重要だけど、その後の行動の徹底っぷりも この映画の登場人物たちの良かったところは、「あとになってからグチグチ言わない」ところですね(当たり前すぎ?)。羊飼いの家族を解放するか否か。最初は「殺すべき」派がどちらかというと多数派。しかし、議論の末「解放する」と決まったからには、後はもう行動あるのみ!その後どんな状況になろうとも全力で挑む! 自分だったら戦闘中に「だからあの時、殺すか縛り付けるかしておけば良かったんだよぅ!」と口に出して言ってしまうでしょうね。絶対に言ってはいけない一言です(汗)。 ■誰もが注目。崖の逃亡 敵の手から逃れるため、崖から転げ落ちるシーンも壮絶。見てる方にも激痛を感じさせること必至です。このシーンにしたって、登場人物たちは「今の状況で、生き残るために出来る唯一の行動」だからこそ怯まず果敢に行動します。 アメリカではなくイギリスですが、特殊部隊SASの元隊員、アンディ・マクナブが書いた小説の中で書かれていた描写を思い出しました。「敵に銃を突きつけられ地面に倒されても、無闇に反撃せず、五感を研ぎすませて出来る限りの状況把握につとめ、反撃のチャンスを伺う。そのとき容赦なく撃たれても、それまでの人生だったと思ってあきらめるしかない」 ・・・ずいぶん前に読んだものなのでうる覚えな点もありますが、「それまでの人生だったと思ってあきらめるしかない」というフレーズは強烈に印象に残りました 本作のネイビーシールズにも似たようなスピリッツを感じました。けど命ある限りは絶対に立ち上がる。ううむ、ネイビーシールズ、とんでもない奴らだ。 ■もちつもたれつ?「バトルシップ」と「ローン・サバイバー」 ちなみに監督はイカしたバカ映画「バトルシップ」のピーターバーグ。どうやらバトルシップを撮る前からローンサバイバーの企画を暖めていた様子。そういえば、バトルシップも「通信ポイントの確保」が戦闘の要だったし、戦闘で生き残った者たちの再起の物語でもありました。もしかしたら、バトルシップにもローンサバイバーの思いは込められていたのかもしれません。考え過ぎ? 「とべ!フェニックス」を彷彿させるような顔面キズだらけ化。 かかってこいイケメン! ■本作のVFX ILMとImage Enegineが共同で担当したVFX。Image Enegineは弾着やマズルフラッシュ、ロケット砲、出血、マットペイントによる背景の強化を担当したとのこと。画像は拡大できます。 米軍基地の増強。渋いぜ。 CGで再現されたハーキュリーズ 平野を山岳地帯に!こんなこともやってたのか・・・ 作業では、「ゼロ・ダーク・サーティ」で得たノウハウも活かされたとのことです。 PR